2013年10月02日

にっこり地区住民まちなみづくり見学会

にっこり地区住民の鈴木健二さんの声掛けから
にっこり地区住民有志の方々の主催、石巻市北上地区復興応援隊+日本建築家協会東北支部宮城地域会の協力で、
9月29日(日)にまちづくりのための見学会を催しました。

にっこり地区では南側の計画が地質の問題によって白紙になり、
北側の計画に盛り込む形で計画を見直すことになっています。

今回は再び住民の士気を上げる意味合いとまちなみづくりの着眼点を明確にする目的があります。

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当日朝8時前ににっこり高台の北上中学校前に集合すると、
テニス部と思われる学生の大会が行われており大変賑わっています。
スポーツ施設がにっこりの賑わいの一端を担っていることを実感することが出来、
今後の計画を進めるうえで良い情景を見ることが出来たと思います。

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21名の住民とバスに揺られ、最初の見学場所である泉パークタウン紫山に到着。
比較的最近計画された住宅地であり、植栽や道路が非常にゆとりを持って配置され、
生垣整備などに地区の管理ルールが存在しているのが特徴です。

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高台移転の宅盤規模である100坪の敷地面積に比較的近い住宅が立ち並ぶため、
まちなみづくりの要素について触れながら、
造成終了後どのようなまちなみになるかを規模の面からも感じられたので、
住民の方たちも非常に関心を持って見学することが出来たのではないかと思います。


再びバスに乗り込み、次に訪れたのは仙台市青葉区桜ヶ丘の住宅地です。
完成してから40年が経つ住宅地で、紫山で見たような空間のゆとりのようなものは計画されていませんが、
生活空間として非常に醸された、雰囲気のある住宅地です。

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複数の住宅地を見学することで、住民の方々の中で、
各々どういうまちなみにしていきたいかというイメージが出来てきたのではないでしょうか?

この後本来の予定では岩沼の里の杜住宅地を見学する予定でしたが時間が押してしまい断念。


次に訪れたのは岩沼の地域型復興住宅のモデルハウス「黒い家」「白の家」です。
黒の家のリビングで東北工業大学専任講師の福屋粧子さんにまちなみづくりに関する講演をして頂きました。

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現在福屋さんは岩沼の玉浦西地区で実際に住民と行政とのまちづくり協議に携わっておられ、
その協議の流れや仕組み、どのようなスケジュールでまちづくりの情報をまとめたかについて
お話しして頂きました。

ここで講演いただいた内容を、今後のワークショップの中で活かしていければと思います。

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その後モデルハウスの見学をそこそこに時間も13時半を回ろうとしているので、
歩き回って疲れている参加者の空腹も限界に。。。

足早に昼食兼懇親会会場であるキリンビール工場レストラン「キリンビアポート仙台」へ
一部お酒を飲まない方は別ルートということで近くの三井アウトレットパークで降りるプランとで分かれましたが、
皆さんビールが入ったこともあり、今後のまちづくりに向けての熱い意見なども飛び出し、
懇親会は非常に盛り上がりました。
またこのような機会が持てればよいと言って頂けたのが非常にうれしかったです。

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帰りのバスの中では一日歩き回ってお酒を飲んでどっと疲れたのか皆さんグッスリ眠っておられました。
途中夕飯買い出しのために大型バスでスーパーマーケットに買い出しをしに行き、
出発地点であった北上中学校に到着。18:30に解散となりました。

朝8時から18:30までの長丁場でしたが、非常に有意義な会になったという参加者の声が聴けたので、
これからもこのような機会を、また、にっこり地区に限らずこのような会を企画したいという要望を頂ければ
是非そのお手伝いをさせて頂きたいと考えております。
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2013年08月23日

北上まちづくり委員会

8月20日に北上まちづくり委員会が行われました。
今期最後ののまちづくり委員会になります。

北上の中心部になる、にっこり地区の計画が変更になったことと、
相川地区の集会所を多機能化してほしいという要望が住民から出ていることの
2点について話し合われました。

にっこり地区の計画は当初、南北2つのエリアに分かれていたのですが、
南側の計画地にひん岩の層があることが分かり、
工期、費用、施工上の問題から計画が変更になりました。
委員からは「1つのエリアにまとまって、計画としてはよくなったかもしれないが
今になって変更しなければいけないのは残念だ。」
「工期が遅れどんどん人口流出してしまうのではと不安に思う。早く計画を進めてほしい。」
等の意見が出ていました。

相川地区は第二の中心部になる場所で、
住民から「集会所を、図書室・会議室・高齢者や子供のためのスペース等のある複合施設としてほしい」
と要望が出ているそうです。
北上まちづくり委員会はこの要望がかなう様に応援していくこととなりました。

今期の北上まちづくり委員会は最後となりますが、
来期も再任される委員の方もいるのではないでしょうか。

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真田
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2013年01月24日

北上まちづくり委員会 第3回分科会

2013年1月21日(月曜日)に北上まちづくり委員会 第三回分科会中心部分科会が行われました。

写真のみUPしておきます…。

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本当に手抜きですいません…。

また、下記の日程で、
「自力再建者に向けた、住宅再建のための融資説明会および建築相談会」
を行います。

◆日時:2013年2月11日(月・祝)
    午前の部・・・9:30〜
    午後の部・・・13:30〜
◆場所:午前の部・・・にっこりサンパーク仮設住宅団地集会所
    午後の部・・・石巻市北上総合支所2階会議室

主催は「北上復興応援隊」です。
奮ってご参加ください。

(T)
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2012年12月02日

北上まちづくり分科会 & JIA建築家大会2012横浜大会

11月28日に第1回北上まちづくり分科会が開かれました。

これは北上まちづくり委員会の分科会として、
復興に係わる多様な課題を住民主体で考えてくために立ち上げられたものです。
JIAは北海道大学・法政大学・立教大学の社会学チームとNPOのPARCICとともに支援をしていきます。

今回の主な議題は、北上の中心部になる「にっこり」の計画についてです。
告知がギリギリになってしまった今回の分科会ですが、
まちづくり委員ではない方々の参加もあり、大変盛り上がりました。

その中で、分科会は多くの住民が参加してわいわいやるのが楽しいという意見も出ました。
街の将来についてみんなで考えていく場がある、というのがとても重要なのではないでしょうか。
次回はもっと多くの人に来てもらえるように告知をする、というのが支援チームの課題です。

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そして
次の日、朝から車を飛ばしてJIA横浜大会へ。
前日の分科会でにっこりの模型を使用していたため、車で模型を運搬するのです。
横浜は遠いようで近いような・・・。
朝の高速を運転するのはわりと楽しいです。

JIA横浜大会では、北上での支援活動をメインにしたシンポジウムが行われました。
こちらも告知がギリギリになってしまったようですが、
多くの方に参加していただきました。
岩手や福島の復興支援活動や全国からの参加者の意見を聞くことで、
あらためて復興支援について考える機会となりました。

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東日本大震災復興支援活動報告・シンポジウム
http://www.jia-kanto.org/jia2012/program-sympo.html

2012年11月29日(木) 13:20 〜 16:40    @開港記念会館


東日本大震災の被災地となったJIA東北支部は、地域に密着した復興支援活動を行っており、本年3月には、その検証と課題をテーマにしたシンポジウムを仙台で開催しました。その後、被災地は集団移転のための合意形成の難しさや仮設住宅の入居期間延長が報じられるなど、順調な復興には程遠い歩みの中にあります。また、JIAの復興支援活動も多くの課題に直面しています。シンポジウムにおいては、宮城県石巻市北上地域での高台移転や被災低地利用などへの取組みを焦点に、既に提案したものやこれからの提案内容について、また、その取組み方法も含めて意見やアイデアをいただきます。

■13:20〜13:30
開会挨拶・主旨説明:JIA東北支部長 渡邉 宏

■13:30〜14:00
活動報告:岩手・宮城・福島地域会会員

■14:00〜15:20
パネルディスカッション
課題提起:手島浩之(JIA宮城地域会復興支援委員長)
コーディネーター:松本純一郎(JIA東北支部復興支援委員長)
パネリスト:4名(JIA本部および他支部の会員)

■15:30〜16:30
参加者を交えての意見交換

■16:30〜16:40
まとめ・閉会挨拶:鈴木弘二(JIA宮城地域会長)

[パネリスト]
篠田義男(JIA復興支援本部委員、篠田義男建築研究所)
高木彬夫(JIA関東甲信越支部、A+A建築企画設計事務所)
上西 明(JIA都市づくり街づくり等推進委員、上西建築都市設計事務所)
佐藤文人(JIA城南地域会、スタジオクチン)

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真田
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2012年11月15日

北上まちづくり委員会

11月8日に第三回北上まちづくり委員会が行われました。

「国道の付け替えの要望書について」、「8月に行われた従前地調査の報告」、
「北上全体の構想マップと各集落の構想について」、
「にっこり中心部の計画」、「まちづくり勉強会について」等もりだくさんの委員会でした。

とくに将来の北上中心部になるにっこりの計画については
早急に話し合う必要があるため分科会(名前未定)をつくって密に議論をする、ということになりました。
委員の方はやる気と熱意があり、分科会と言いながらもみなさん参加されるようです。

また、委員会の内容や分科会についての広報をどうするのかという問題が話し合われました。
当面は大人気のPARCIC作成かわら版でお知らせをするしかなさそうです。JIAチームも協力をしていきます。

委員長の「この第三回まちづくり委員会は、震災後ゼロからのスタートで、
本当のまちづくり委員会になる。最高のまちをつくろう。」という言葉が印象的でした。
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真田
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2012年10月11日

震災復興支援活動(を主とした業務の)スタッフ募集

震災復興支援活動にご興味をお持ちの皆様

ガッツのある専門家不足が深刻な今日この頃、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

「都市建築設計集団/UAPP」では、震災復興支援活動を主に設計業務を明るく!楽しく!手伝ってくれるスタッフを募集しています。

ご興味のある方は、下記連絡先までご連絡ください。

uapp@mve.biglobe.ne.jp

基本的には、メールでご連絡をいただいたあと、ポートフォリオ等の資料を送付していただきます。
内容を確認後、メールにてその後のステップについて、ご連絡を差し上げます。

※経験者を優遇したいと思っていますが、未経験者でもご連絡ください。

手島 浩之
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都市建築設計集団/UAPP
宮城県仙台市青葉区一番町一丁目15-38小林ビル2F 
〒980-0811  telephone 022-217-2515  facsimile 022-217-2516
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uapp@mve.biglobe.ne.jp  http://www.uapp.jp 
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2012年10月09日

北上の植生勉強会

9月29日に北上の『高台移転地(造成地)の植生を考える』セミナーが行われました。
講師の佐々木豊さんのお話がとても面白く、あっというまの二時間でした。
久しぶりに(建築以外の)知識を教えていただく貴重な機会でした。
「何かを知る」というのはなぜ楽しいのでしょうか・・・。

セミナーを動画に撮りましたので、下のリンクから御覧ください。






真田
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小室集落 テレビ取材のお知らせ


10/5(木)に東日本放送KHBによる、小室集落の防災集団移転について取材申し込みがあり、PARCICから日方さん、 JIAチームからは渡辺、真田が対応しました。

取材内容は、千葉区長と小室住民3名へのインタビューと、移転案とその模型の趣旨説明、北上専門家支援の主旨についてなどでした。

その後、石巻市集団移転対策課にも取材を行ったようです。

放送は以下の予定です。

KHB東日本放送「スーパーJチャンネルみやぎ」
10/11(木)放送の回の中で、18:15頃放送予定

是非ご覧ください。
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2012年10月06日

2012-10-03 福岡の夜

みなさん、ご無沙汰しております・・・。
何ヶ月かぶりの投稿です。

行く先々で、やんわりと「せっかくJIA宮城のブログを見ているのにぃ・・・」といった小言をぽつぽつと耳にしながらも無視を決め込んでいたのですが、次第にその仕草も痛々しさを増していたのか、言う方々も気を遣ってかなり遠回りな婉曲な物言いをしてくださるのが、かえって心に突き刺さります。

10月3日、4日に松本純一郎元支部長と共に、福岡に震災復興支援報告を行ってきました。それもこれも福岡の松山さんと、佐久間さんが熱心に誘ってくれたおかげです。
ついつい「洗濯機の中で叩き洗いをされているような」復興の慌しさに追われ、こうして誰かが熱心に引っ張って暮れないと、こうしたことはなかなか実現しません・・・。

ほんとうにありがたい限りです。

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わたしたちも、震災が他の地域からどう見えているのか、この復興支援が遠い九州からどう見えているのか、ほんとうに勉強になりました。
分かったのは、伝える努力をしなければ、何にも分かってもらえていないことです。その専門職であるメディアに任せていれば、距離は関係なく何でも伝わっているだろう、と当然のごとくタカを括っていたのですが、びっくりするくらいに「距離に比例して」何も伝わっていないことが印象的でした。
関東の連中に伝わっていないニュアンスと、関西の連中のそれと、面と向かって突き付けられる九州人の質問は、びっくりするくらいに開きがありました。
(ほんとうに誰ひとりとして「AA」を知らないんです・・・。)
なんだかんだと言っても、やはり、日本は広いです。

そしてそのことにすごく安心しました。

そして当然のごとく、懇親会です・・・。
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すごく楽しかったなぁ・・・。翌日、いろいろとつれまわしてもらった建築見学記も残しておきたいのですが、出来るかなぁ・・・。

手島
posted by JIAみやぎ at 21:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 石巻北上での復興支援活動

2012年08月28日

2012-08-19石巻市北上防災集団移転WS 小室集落

8月19日に行った小室集落のワークショップが、8月25日の河北新報に掲載されました。
小室は北上でもっとも早く計画が進んでいる集落です。今後、小室がモデルとなって他の集落の計画もどんどん進んでいくといいです。
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しかし、求められるのはやはり出来るだけ早い集落移転です。
住民の方の要望をきちんと反映した移転案をつくり、ワークショップをすることで、
迅速な合意形成の役に立てればと思います。


真田

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2012年08月06日

2012年夏の北上従前地調査

皆さま

大変ご無沙汰しております。

7月24日(火曜日)に芦原JIA会長他の方々に、北上の支援に対しての本部の協力をお願いし、8月2日18時にJIA会員希望者に向けて、「北上支援活動についての説明会」を行なってきました。

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彼らの協力もあって、8月7日から20日にかけて、石巻市北上の従前地調査を行ないます。

調査は、「北大法政大環境社会学のチーム」と「特定非営利活動法人 パルシック」そして、JIAの共同した活動です。

…途中報告でした…。
…また、ご報告します。

手島
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2012年07月20日

2012-07-12石巻市北上防災集団移転WS 白浜・長塩谷集落

更新が遅くなってしまいましたが、7月12日に白浜・長塩谷集落のWSを行いました。
この日のWSは、白浜集落に松本さんの親戚の方がいるということもあり、和やかな雰囲気で始まりました。
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この集落では、移転案の図面をもとにしてWSをするのは初めてで、いろいろな意見やアイデアが出ました。
概ねよいという反応だったと思いますが、とくに住民の皆さんが気にされていたのは、道路の勾配についてでした。地形に合わせた造成は、工事土量の低減や景観への配慮といったメリットはありますが、高齢者にとっては住みにくいのではないかという懸念があります。そのあたりのバランスが重要かもしれません。
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若い人達にもWSに参加してもらいたいという意見があり、今後若い人も来やすい場を設けることが必要なようです。また、とにかく急いでほしいという思いが1番大きいように感じました。
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WS後は、白浜集落の屋号がデザインされた手ぬぐい(?)について話し合いをされていました。手ぬぐいそのものも素敵ですが、集落の人が集まる機会がつくられることにも意義があります。このWSもそのような役割を持つことができたらと思いました。

真田
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2012年04月27日

2012-04-26石巻市北上防災集団移転WS相川集落

昨夜の北上WSは相川集落の住民が対象のWSでした。
相川集落は、私たちが石巻市北上での防災集団移転計画支援活動を始めた際に、一番最初に(ケーススタディ的に)取り組んだ集落です。WSにも懐かしい方々がたくさんいらっしゃいました。
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この集落は、二十数戸の移転希望者が、2グループに別れ、二箇所の移転候補地を希望しています。多くの住民が希望する移転候補地には「古墓」が散在しており、そこへの移転を嫌った「4(+α)」戸が別の移転候補地を希望していました。

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「古墓」といって、このあたりの集落周囲の山には、江戸時代以前からの古いお墓が散在しています。「4(+α)」戸の方々は、それを荒らしてしまうことを

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WSの最初から、自分で構想した案を持ち込んだりする方もいて、WSは大いに盛り上がりましたが、皆さんの本心は、出来れば、集落全員でまとまって移転することにあるようで・・・、

・・・最初っから、「やはりもう一度全員の意思統一を図ってまとまって移転したい」という意見と、「その気持ちは充分あるが、議論を差し戻して振り出しに戻ることに賛成できない。出来るだけ早く移転し、新しい一歩を踏み出したい」という意見の中で揺れていました。

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議論を進めるうちに「4(+α)戸」の方々の中にも、考え直しても良いという声もちらちらと聞こえ始め・・・、
もう一度、別移転地を希望している「4(+α)戸」の人たちに希望を確認して、仕切り直そう、ということになりました。

(T)


思い出したように、たまに言っておきますが、ありがたいことにこれらの活動は「赤い羽根」の支援をいただいております。
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2012年04月15日

2012-04-14もろもろの活動

まずは、「JIA木造復興住宅検討委員会」の活動。
来て見て触れて、泊まることの出来る「復興モデル住宅」を実現できないかと模索を行っています。
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続いて、「高台移転・小室住民WS」への道すがら、新規開店したある「仮設拠点」へお祝いに立ち寄ってきました。被災して旦那さんや家族を失った主婦たちが、子育てをしながら仕事をし、それが地域復興への支援になるような活動を目指して進んでいる住民グループです。
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「We Are One」
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この日は開店初日だったのですが、あっという間に完売してしまったようです。

続いて「高台移転・小室集落住民WS」3回目。
今回は住民の皆さんの要望に沿って、出来るだけ早いテンポでのWSの開催となったため、北大・法政大チームが参加できず、我々JIAだけでの運営となりました。何とか7人の人数を掻き集めましたが、これが最低必要人員のようです。
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細かい修正点はあるものの、我々が持ち込んだ移転案にほぼ賛成してもらいました。

しかしこうして一日を眺め回してみると、我々の復興支援活動は地味すぎて、「建築家らしい」と形容できるものがまったくありませんね(笑)
今回の震災での復興支援活動へのスタンスを大きく隔てるのは、このあたりの感覚だと思います。自分の日々の仕事の範疇に篭って活動するか、それとも、培った専門知識を社会の広範なニーズに応じて無償で開け放つか・・・・・・、

復興支援活動をアトリエ事務所的に矮小化して捉えてしまうと、震災復興という大きな社会的動きの中のほんの数百分の一の部分しか捉えることは出来ません。また、震災復興にアトリエ事務所的建築家が立ち向かい問題を解決するという図は「英雄譚・英雄物語」としては、単純明快で非常に分かりやすいのですが、それでいいのか、という思いは常に消えません。

もちろん、ひとりの建築家やひとつの活動が社会全体のすべてを相手にして問題全体に立ち向かうことは出来ません。しかし、全体をきちんと把握した上で、自分がどこで何をしているかをきちんと知っておくことは非常に重要なことだと思うのです。

わたし自身は、自分の一生の仕事としては、建築という狭い範囲で勝負し「ひとつの建築の出来上がりの良し悪し」だけで判断されたいと願っておりますが、復興支援活動に際しては、そこをすべて取り払って持てる技能を無償で開け放つような活動したいと考えています。

伊東豊雄さんという世界的な建築家は、震災を機にした「変心」を口にしているようですが、その変化を作家的態度の変化・建築家としてのスタンスの変化として捉えてしまっていることに、理解の稚拙さを感じてしまいます。

手島浩之
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2012年03月22日

2012-03-20お彼岸の小室・小指集落WS

お彼岸のこの日、二つのワークショップが行われました。
14時から、小指集落の住民合意形成に向けてのWS
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18時からは、合意形成の成立した小室集落では集落造成計画案立案のためのWSです。
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(T)
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2012年03月20日

災害復興に係る住宅融資制度説明会

「災害復興に係る住宅融資制度についての説明会」があり、参加してきました。

              記

1 日 時 3月19日(月) 午後7時00分から午後9時00分

2 会 場 北上保健医療センター「ひまわり」ホール

3 講 師 住宅金融支援機構東北復興支援本部 田 弘 芳 樹 氏

4 内 容 ◇防災集団移転促進事業に対する金融の関わり
      ◇抵当権抹消の要件と残債務の支払方法
      ◇移転先建物への災害復興住宅融資の利用上の留意点
       参考 災害復興住宅融資のシュミレーションなど

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会場はまさに満席で、一席の空きもありませんでした。参加者は80名近くいたようです。

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配布資料はこちらです。クリックすると拡大できるので、どうぞご覧ください。
先ずは「資料ー1」全体の概要です。
A4タテ、4ページ。
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次いで「資料ー2」
『「総返済負担率」とは?』と題したペーパー。A4ヨコ表裏2ページです。
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裏面はその計算例。
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「資料-3」は、「災害復興住宅融資のご利用例」の紹介です。
A4タテ表裏2ページに、相談例を4例挙げ、「災害復興住宅融資」について事例に基づいて説明しています。
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最後に「資料-4」。「災害復興住宅融資の返済額の目安」と題したペーパー。
借入額を制度の枠に即して三つに分けて例示し、返済期間と、それぞれの利子相当額を記載しています。
この「利子相当額」が今回の制度で国庫から補填される分のようです。
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会が終了したあとも講師の方に熱心に質問をする姿も見られました。

(T)
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2011年11月15日

2011-11-15石巻北上高台移転検討会

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昨夜、石巻北上での高台移転についての検討会を行いました。
前回に続いて、移転場所を変更しての検討会です。

二時間以上にわたって密度の濃い議論を交わしましたが、
議論の終盤に、ある方(教育職)から、こんな意見が出されました。

「自分はこうした専門家ボランティアができる恵まれた立場(給料をもらいながら自由に活動できる立場)にあるけど、そうでない皆さんはこれから一体どうするんだ。そうしたことをきちんと考えていかない活動は絶対に継続しない。」

このことは、3月11日以降、何度も(というか毎回)議論を呼び、毎回議論は白熱しますが、いつも結論のない議論になってしまいます。

「仕事は、当然、お金をもらってやるべきだが、お金が出なくてもやらなくてはならない仕事もあるはず」
「しかし、お金をもらわない仕事は必ず、やっている方が傲慢になってしまい、結果として誰にとっても良くない」

結果として、まぁ、今のところは何とかやれているからいいんじゃないか、というところに落ち着きました。どこかでチャンスを見つけて、この状態を打開しよう、いつもそうした結論に落ち着くのですが、今のところそんなチャンスに出会ったことはありません(笑)

しかし今までも何度か「この活動はここら辺で一旦終了してしまうなぁ」と言い合いながら、次の展開が急に開けてきたりもしました。震災後は特に、世の中ってそういうものなんだなぁ、と実感します。先が見えないってことは別に悲観することでもなんでもないような気がします。

震災のことではないですが、わたしたちのチームよりもはるかにいろんな意味で恵まれて活動し、メディアにドカンドカンとでっかい花火を打ち上げているようなチームでも、内部ではどんよりと重苦しい雰囲気だったりすることもあるようです。別に人のことをどうのこうの言うつもりではないのですが、人間のすることって言うのは不思議なものです。
お金も力も無いけど、「明るく楽しくやればなんとか乗り越えられる」っていうのは非論理的な結論ですが、震災後は本当にそんなバカみたいなことがリアルに感じられるのです。

(T)
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2011年11月08日

2011-11-08石巻北上高台移転案検討会

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昨夜、JIA東北支部事務局にて、石巻北上高台移転案検討会を行いました。
前回まとめた移転案が、諸々の事情により実現が難しそうだということで、移転場所を変更しての計画案の作成です。
東北大キャンパス計画室の杉山先生、内山くん、佐々木文彦さんが中心となって、一週間ほどの短期間で叩き台をまとめてくました。

内容は良くまとまっており、提示されている選択肢は、わたしたちだけで簡単に答えを出すべきでないことが多く含まれているので、さらに多くの関係者を集めて再度検討会を行うこととしました。

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2011年10月31日

「石巻北上集団移転」住民ワークショップ10月30日の部

「石巻北上集団移転」住民ワークショップの、「D 相川下10月30日(日)午後2時から」「E 小 指  10月30日(日) 午後7時から」の部に参加してきました。

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やはり集落ごとに、個性があり、ある地区は「独立独歩の気風」であったり、またある地区は「協調性の強い集落」であったりするようです。

新潟の渡辺斉さんから聞いた中越地震復興の際の話でこんな話があります。
「当初一番難しいと思っていた制度やお金の話は案外すぐに目処が付いた。しかし、結局二年を目標に動いていた移転が三年半掛かったのは、住民の合意形成にそれだけ時間が掛かっってしまったから。住民の気持ちが固まるのに一年以上も掛かってしまった……。結局、人の気持ちが一番難しい。」
そう聞いた話を住民の方々にすると、皆さん腕組みをして黙って何度も頷いています。皆さんも、わたしたちも、人間である以上、思い当たるフシがあるのでしょう。

……で!、そんな人類共通の普遍的な悩みを解決するべく、急遽、我々スタッフだけの懇親会をしました。
(実は前日には、にも住民の方々とのこうした集まりがあったようですが、われわれJIAは仙台まで帰らなければならず不参加だったようです……。)

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いやいや、北大と法政大のチームの仲の良さには感心しました。それもこれも宮内先生の魅力に由来するようです。
わたしも散々に呑んでしまいました……。

二つの住民集会の間に時間があったので、皆さんお勧めの「追分温泉」に足を伸ばしてきました。
皆さんの話によると、この一軒宿にきてリピーターにならない人はいない、とのこと。
北大のチームが毎年北上に入っているのも、研究対象としての魅力と共に追分温泉の魅力に「魅入られている」んだそうです。

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さて、有史以来、人類の抱える永遠のテーマの解決に向けて、壮大な一歩に歩み始めたような気のする一夜でした。(笑)
(T)
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2011年10月28日

「石巻北上集団移転」住民ワークショップ

「石巻北上集団移転」住民ワークショップが下記の日程で開催されます。

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10/26(水)  若い人(+女性)中心の集まり。

地区ごとのワークショップ( 開催場所 :  相川集会所(旧医師住宅))
2 開催日時
 @ 小 室  10月27日(木) 午後7時から

 A 大 室  10月28日(金) 午後7時から

 B 小 泊  10月29日(土) 午後2時から

 C 相川上  10月29日(土) 午後7時から

 D 相川下  10月30日(日) 午後2時から

 E 小 指  10月30日(日) 午後7時から

 F 大 指  10月31日(月) 午後7時から 
  (JIAの参加) 佐々木文彦   安田

 ※11月1日、2日、3日、4日は予備日。

これは石巻北上総合支所と、北海道大学宮内研究室、法政大学西城戸研究室、NGO団体パルシック、JIAが協力して高台移転についての住民の意見集約を図ろうという活動です。

石巻北上エリアのいくつかの集落ごとに、住民全員に参加を呼びかけました。

きのうは小室集落のワークショップでしたが、
ワークショップは以下の質問に、それぞれの考えを書いてもらうことから始まりました。

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最初は散発気味だった議論も、次第に熱を帯びてきて……、

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住民の皆さんの希望はほぼ全員「高台への移転」でした。不安なことは、これもほぼ全員、「時間が掛かってしまうこと」です。

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先日の山古志視察では、住民の意見集約について、渡辺斉さんはこう言っていました。
「最初のころ、住民集会に男ばっかりが出席しているうちはぜんぜんまとまらなかった。まとまり始めたのは、地区のお母さんたちがどんどん参加し始めたころから、だった……」
「ヘンな話しだけど、やっぱり人間だから、何回か呑んで『こいつは信じられる奴だなぁ』と思えてからしか、始まらないんだよなぁ……」

そういうアドバイスを参考にしながら、今回の住民集会は、女性だけの日程を設けたり、若い人たちの集まりを設けようと、取り組んでいます。

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(手島)
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