2010年07月02日

東北住宅大賞2010募集開始

ことしも、東北の建築家にとって、暑い夏がやってきます。
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第五回目となる東北住宅大賞が募集開始となりました。
建築家の方々は当然ご承知だろうとして、今回は一般の方々に向けてのご案内を、と思っています。

東北住宅大賞は東北地方に建築された住宅を対象とし(設計者の所在地はどこでも構わない)、優れた住宅を選出しようという主旨の賞です。
第1次公開審査は設計者の立会いを前提とした会場審査で「パネル説明」と「公開審査」の二部構成となっています。

先ず「パネル説明」では、応募作の作品パネルを前にして設計者が直接、審査員に説明を行います。
設計者から審査員へのパネル説明が一巡すると、「公開審査」開始までの休憩の時間となります。その間に審査員の採点を集計し、公開審査開始と同時に各応募作品の点数が公表されます。
ここまでの採点は、「東北らしさ」だったり、「温熱環境」「デザイン」といった指標に沿って行われています。

「公開審査」では、これらの点数を加味しながら、審査員が自由に討議したり、疑問に思った点について設計者を指名して質問したり、はたまた、設計者自らが、審査員の採点を不服(?)としてマイク片手に再度自作をアピールしたり、丁々発止のやりとりが繰り広げられます。
最後に、審査員が選出した5〜8作品が二次審査の対象作品となります。

第二次審査は現地審査で、審査員が現地を訪れてクライアントに直接住み心地や満足度を聞き出しながらの審査となります。現地審査の実施時期は、東北地方での住み心地を重点的に確認すべく、厳寒の時期に設定し、審査員の先生方はまさに、厳寒の東北を数日掛けて縦断することになります。
そうした厳しい現地審査を終えて、大賞一点と、優秀賞、奨励賞が決定します。

今回一般の皆さんにご案内するのは、その東北住宅大賞2010の第1次公開審査です。
第二次審査は現地審査ということもあり一般には公開していませんが、第1次公開審査はご自由に見学していただけます。
審査される側の建築家も必死ならば、審査する側の審査員も必死です。中途半端な審査をしようものなら、審査される側の建築家は必死で抗議し、抵抗します。
東北地方の風土に合った住宅のパネル展示をまとめてごらいただける機会も貴重ですし、建築家が自作のパネルを懇切丁寧に説明する機会もめったにありません。ましてや、自作を巡って審査員や他の建築家と必死のやりとりを繰り広げる建築家の姿など、滅多にお目にかかれるものではありませんよ。

どうか皆さん、この貴重な機会をご体験ください。テレビの討論番組なんかより、よっぽど面白いです。
福島県の皆さんにとっては、東北全域からの応募作品と、全国から選りすぐりの建築家の顔ぶれがご覧いただける滅多に無い機会です。

東北住宅大賞2010一次審査会は、2010年9月26日(日)、福島県郡山市、日本大学工学部70号館 7011教室にて開催されます。
例年はせんだいメディアテークで開催、今年は第5回記念として郡山での開催です)
審査員は、例年のごとく、
古谷誠章先生(早稲田大学教授・(有)ナスカ代表取締役・日本建築家協会会員)
五十嵐太郎先生(東北大学教授・建築史家)
のお二方。こちらも錚々たる顔ぶれです。
第一次公開審査も、第二次現地審査も、審査員の先生にとっては過酷この上ない東北住宅大賞です。そんな審査員の苦労があるからこそ、審査結果にも重みが増します。
(T島)

5th住宅大賞リーフレット.pdf
posted by JIAみやぎ at 10:10| Comment(0) | TrackBack(0) | その他もろもろの告知
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