2010年08月30日

JIA東北住宅大賞2010参加作品募集中です!

 第5回JIA東北住宅大賞2010は締切りを延長して応募作品を募集しています。公開審査により東北の優れた住宅設計を発掘し、表彰する権威ある賞となりつつあります。
 建築不況により住宅そのものの建築件数が少ない中ではありますが、キラリと個性が光る作品、味わい深い作品、優れた機能の作品など、この際ぜひ応募してくださいますようお願いいたします。
なお、受賞作品は様々なJIAのイベントにおいて発表されます。
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応募要項応募作品
@専用住宅・併用住宅・戸建て住宅・集合住宅等(新築・保存・改修)
A作品は最近5年以内に竣工したもの
    (2005年1月から2009年12月までに竣工したものを応募対象とする)
B確認申請が必要なものは検査済証の写しを提出のこと
C東北6県に造られた作品に限る
D過去に受賞した作品、雑誌等に発表した作品でもよい
E現地審査、施主のヒアリングが可能な住宅
F応募点数は自由
G審査員の関与した作品は応募できない

応募資格       応募作品の設計者
応募登録期限    2010年9月6日(月)必着
応募提出作品
・建物概要、設計主旨 800字以内
・図面 (配置図・平面図・断面図)縮尺自由
・写真
以上をA1パネル縦使い1枚にまとめ提出
・現地案内図は別紙にて提出
・確認申請が必要なものは検査済証の写しを提出
・パネルデータ JPG形式(6932×9839ピクセル程度、120MB程度)、 設計主旨のTEXTファイルをCD−Rで送付

応募作品提出期限  2010年9月15日(水)必着

応募料 JIA会員  1点につき2万円
    会員以外  1点につき3万円

審査員 ・審査員長  古谷誠章氏(早稲田大学教授・
    (有)ナスカ代表取締役・日本建築家協会会員)
   ・審査員   五十嵐太郎氏(東北大学教授・建築史家)

第1次公開審査   2010年9月26日(日)
  ※今年度より応募者全員に公開方式で設計コンセプトを  
   発表していただく。
   於:日本大学工学部 70号館 7011教室
第2次審査は現地審査 (12月〜3月に審査、施主ヒアリング)

表彰
 住宅大賞1作品、優秀賞、奨励賞
 入賞者に対し賞状を贈る。大賞には加えて記念楯を贈る。
 表彰式は、2011年4月のJIA東北支部総会にて行う。

ご協力 宜しくお願いします  以上

JIA東北住宅大賞2010応募申込書.doc
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(社)日本建築家協会(JIA)東北支部事務局
  〒980-0802 仙台市青葉区二日町17-21 北四ビル3F
           TEL022-225-1120 FAX022-213-2077
        メインE-Mail:shibu@jia-tohoku.org 
              ※info@jia-tohoku.org                URL http://www.jia-tohoku.org/
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2010年08月27日

東京カテドラル大聖堂

出張で東京方面に出掛けたついでに、しばらくまえから念願だった「東京カテドラル」に行って来ました。しかし、暑かった…。駅から遠いし…。
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何を見たかったかというと、あの巨大な内部空間を今見ると、何を感じるか、が知りたかったのです。最近はどうも住宅のスケールが身についてしまい、そういった意味で自分が心配になります…。
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しかし、巨大です。
内部は「撮影禁止」なので、言葉だけでうまくお伝えすることができるか心配ですが、思うところが幾つかありました。

@外観は、形が強く、金属の素材感とあいまって、非常に印象的に見える。
Aエントランスをくぐって、内部にたどり着くと、(エントランス部をヒューマンスケールでつくっていることもあって)瞬時には空間の形が把握できない。トップライトからのみ降り注ぐ光がつくる影が独特であることもあるが、入口が、十字型の平面形の正面からではなく、斜め横から、入らせていることによる効果が大きい気がする。
B空間を把握できずに、不思議な気持ちでしばらく内部空間に漂っていると、しばらくして、状況が把握でき始める。
C自分が巨大な幾何学の中にいることが分かり始めると、今度は巨大な秩序を感じる。もしこの建築が米粒くらいの大きさでも、あるいは、地球全部を飲み込むほどに巨大でも、成立しそうな神聖さを感じる。

内部をうろうろと歩き回っていると、この内部空間は、正面から見ると素直に把握できることが分かります。

わたしに文章の才能があれば、上のようなことをひとつらなりにまとめることもできるのでしょうが、はっきり言ってこの空間を表現できるだけの才能がありません。自分の頭の中に言葉にならない観念がぐるぐると回っているだけです……ああ(苦笑)
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地下聖堂は撮影禁止ではないようなので、少し写真を撮らせていただきました。
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打合せ終了後、気になっていた展覧会に足を伸ばしました。先ずは乃木坂のギャラリー間です。
「デビッド・アジャリ展」
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最新のプロジェクトはかなり面白そうな建築でした。巨大だし、色ガラスの使い方が面白い。形も面白い。
……しかし、展覧会としてのボリュームが少なく、残念でした。模型や図面、写真が少なすぎて、面白がりようがない……。
そういえば、針生承一さんの娘、しずかさん(SHSH)は、この事務所にインターンか何かでお世話になっていたらしいです。

急いで、銀座意資生堂ギャラリーの石上純也さんの展覧会へ駆け込みました。プレスの名札をつけて、撮影許可をいただきました。
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これは、簡単にコメントしてしまうことが出来ない展覧会です。写真で見ると、何てことも無いように見えるかもしれませんが、緻密で、極小な世界が、緩急なく、果てしなく、連続していて……、そんな模型たちにしばらく没入していたのですが、ふと顔を上げて全体を見渡した瞬間に、鳥肌が立ってきました。
手島浩之
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2010年08月22日

JIA会員の建築展開催中!

只今、せんだいメディアテークにてJIA宮城の会員である針生承一氏、手島浩之氏、桜井一弥氏の三氏による『仙台から発信する建築家展』が開催されています。
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今回の展示は『素材をめぐる冒険』として私たち建築家が普段様々な検討を加えながら適材適所として使用している建築の素材の現物を数多く収集し、美しく展示されています。
各事務所の建築作品、建築手法の流れなどの展示とともに見ごたえのある展覧会となっています。
本日は柴生田桂子さんのヴァイオリン・ミニ演奏会も開催されます。開催は明日までとなっております。読者の皆様ぜひ足をお運びくださいますようご案内申し上げます。(渋谷)
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2010年08月21日

昨夜はボウリング大会!

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写っているのは、みんな大会参加の面々です。

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直ぐ横の広間では、着々とビアパーティーの準備が進み

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右手は出番をまつ各賞豪華賞品群!

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そして表彰式

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いくつか開かれた合同反省会(?)のひとつ。
星野明

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2010年08月14日

後楽園

後楽園は、金沢市の兼六園、水戸市の偕楽園と並んで三名園と呼ばれています。
Wikipediaによると……
「後楽園は岡山藩主・池田綱政が岡山郡代官・津田永忠に命じて造らせたもので、1687年(貞享4年)に着工し14年の歳月をかけ1700年(元禄13年)に完成した。岡山市内を流れる旭川をはさみ、岡山城の対岸の中州に位置する。藩主が賓客をもてなした建物・延養亭(えんようてい)を中心とした池泉回遊式の庭園で岡山城や周辺の山を借景としている。江戸時代には延養亭を茶屋屋敷、庭園を後園または御後園と呼んでいた。1871年(明治4年)、園内を一般開放するにあたって、これを後楽園と改めた。」とあります。
ちなみに、津田永忠は、閑谷学校でも有名です。

今回は、岡山城側の駐車場から行ってみました。
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こういうお堀を渡って……
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「不明門」という建造物ですが、見る角度によって、こんなに表情を変えます。
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戦災で焼け、RCで再建された天守閣をスルーして、
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「廊下門」です。
ここから振り合えると、中洲に、「後楽園」が見えてきます。
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鉄橋を渡って、中に入ると……、
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こんなに広い庭園が待っています。

「延養亭」は、藩主が用いた建物です。
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次いで「流店」と言われる東屋です。建物の中にまで水が引かれています。しかし、「形」が綺麗ですね。
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帰りに、対岸(後楽園側)から見る岡山城も綺麗でした。
手島浩之
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2010年08月13日

鞆の浦

広島県の福山市に父の実家があり、少し足を伸ばして「鞆の浦」に行ってきました。
「鞆の浦」は瀬戸内の海運交通の要衝としてむかしから栄えてきました。幕末期には坂本竜馬の「いろは丸事件」の談判の舞台であったこともあり、この時期には観光客で大盛況でした。そして、「ぽにょ」のアイデアの元になった地でもあるようです。町のいたるところに水盤があり、金魚が飼われていました。

簡単に行けないところでもあるので、少し多めに写真をUPします。
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「保命酒」が、350年前からここの名物です。元々は「十六味地黄保命酒」といい、今の養命酒の元祖らしいです。
お土産に何本か買ったので、次回のJIAの飲み会で皆さんにおすそ分けしようと思っています。
ウチの娘2号は、飴をもらって大満足です。
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下はいろは丸の談判が行われた場所です。
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まちに分け入っていくと、どんどんこのような路地に迷い込んでゆきます。
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路地のまた向こうに、路地が……
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蔵と蔵の間に、また、路地が広がっています。
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左側の「桧皮葺?」の外壁の向こう側は……、
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今度はヒノキの外壁のようです。
それを振り返ってみると、
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こちら面は、漆喰塗りです。どういう理由があって外壁仕上げを面によって分けたのでしょうか?
この路地を反対側から見ると……、
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しかしまぁ、良くこんな路地がまちの中心に残っていたものです。最近では、ここに道路を通すかどうかで町を二分しての大論争になったようです。「道を通す派」の市長が当選したものの、反対運動は全国的な注目を集め……、
……町の中心部は本当に路地だけなので、不便なのでしょうが、壊してしまうのは残念だなぁ……
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町の人たちの会話を盗み聞きしても、その内容は超ローカルで、お婆さんと若者が対等に言い合いをしています。「あんたがこんなチビだったときぃ、オシメ変えてやったんじゃから、文句いわれな!」だって。婆さん強いなぁ。
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「太田家住宅」
お酒の売買所にもなっています。この暖簾をくぐった、内部の広がり方がすごく、お伝えできないのが残念です。路地っていうのは、建築の外部空間を廊下的に扱っているってことなのかなぁ。少なくとも、私たちが思う道路とは違うものなんだろうなぁ、単に広さの問題だけでなく。ともかく、路地がこのスケールだと、建物内部に入ったときに感覚が、まったく違ってきます。
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その左の路地を見た写真が次です。
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塀と建物が一体化してますね。道路とのバッファゾーンも無く、区切られているので、路地が廊下的な空間に見えてしまいます。
町並と建築が隔たり無く一体化していて、とても面白いです。

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これが、鞆の浦の象徴「常夜灯」。

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しかしどこを歩いてもこんな感じで、すごいです。

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猛暑なので、こんな町屋で「チューチューアイス(50円)」をいただきました。家の奥まで覗かせてもらったのですが、坪庭があり、すごく面白かったです。お店のご主人によると、このあたりでは、このような江戸時代の家が多く残っている、とのことでした。町の人が愛着を持って大切にしていることもあるのでしょうが、一番の決め手は、ほとんどの家が「接道条件」を満たせていない、ことでしょうね。
「接道条件万歳!」……初めて心の中で思いました!

港に出ると、「雁木(がんぎ)」と言われる階段状の港湾施設があります。
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ここでも、港湾施設である石垣と、海と、建築と、緑が一体化しています。綺麗だなぁ……。

子どもは、カニを見つけて大騒ぎでした。
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最後に、帰りがけに見かけた住宅。
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車に隠れてよく見えないかもしれませんが、板塀で庭をぐるりと取り囲んでいます。庭が生き生きしているせいか、板塀に表情があるせいか、あるいは、塀の脇につけた通用口のせいか、ちっとも、閉鎖的ではありません。
それからもうひとつ、塀の外側の作り方もすごく重要な気がしました。この塀のすぐ外が、アスファルト舗装の道路であれば、また違う見え方をしていた筈です。先ほど触れたような、廊下的に作り込まれた外部空間であれば、もっともっと、面白かったような気がします。
「囲い庭」の形式を、もっと面白く展開できる「芽」を見た気がしました。
手島浩之
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2010年08月12日

閑谷学校

最初にお詫びいたします。
申し訳ございません。
最近は雑事にかまけて更新をサボり気味なので、夏休みで暇を持て余しているときに少しでも挽回したいと思います(笑)。
実家に帰省しているので、自宅近辺にある郷土の誇り「閑谷学校」をご紹介したいと思います。

WIKIPEDIAによると、「閑谷学校」は……、
「岡山藩主池田光政によって開設された世界最古の庶民学校である。藩士のための教育施設(藩校)「岡山学校」に続き、岡山藩立の学校として開かれた。建築には32年の月日を費やしており、他に例をみない手間隙かけた質とスケールを誇り330余年の歴史をもっている。地方の指導者を育成するために武士のみならず庶民の子弟も教育した。また、広く門戸を開き他藩の子弟も学ぶことができた。就学年齢は8歳頃から20歳頃までであった。…
 …建造物のうち、講堂が国宝に指定され、小斎・飲室・文庫・聖廟・閑谷神社・石塀など24棟が国の重要文化財に指定されている。また、付近一帯は国の特別史跡に指定されている。」
とあります。
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まずは、風景の中の佇まいの良さについて……、などと、閑谷学校について最初から話し出すとキリが無いので、(ここには機会があるごとに来ているので)今回改めて思ったことについて幾つかメモをしておきます。
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敷地には、こういった「石塀」が設けられていますが、このてっぺんのこんもりした丸みが大らかで面白いです。この石塀の中に入ると、こんな感じです。
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左が「公門」、右が国宝である「講堂」です。
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下が講堂の内部。
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講堂は、外周から、内側に向かって、何段階かに分かれて空間に緩やかなヒエラルキーが与えられているようです。
私はこういった類の建築についての知識は無学に近いのですが、一般的にこういう建築は、このような求心的な間取りになっているのでしょうか?
下の写真二点は南東側端から、講堂内部を覗き込んだ写真です。
同じ視点からの「天井見上げ」と「床見下げ」です。
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写真だと分かり辛いかもしれませんが、天井と床では、仕上げ材の張り方が切り替えられています。仕上げ材の張り方が、ひとつのデザインとして意識されていたのでしょうか?
どなたか、詳しい方がいらっしゃれば是非ご教示ください!

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講堂の外側を何気なく撮った写真ですが、後ろの山と、ひとと、講堂の対峙の仕方というか、スケール感がすごくきれいです。

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講堂の左手前にある「数奇屋造り」の建物は「小斎」と呼ばれ、殿様が来た際に寝泊りするところです。
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これがまた、小さいながら素晴らしく綺麗な建物です。本当に素人目線で申し訳ないのですが、恥を忍んで、思ったままを吐露します。
南側の面(写真左側の面)は、石の基壇から、板張りの壁、その上の漆喰壁に、緻密に端正に材料が切り替えられていて、息を呑むほどに綺麗です。その右隣の面(東面)の一面の雨戸とはピン角で材料が切り替えられ、このような材料の使い方は、本当に今でも最前線で通用しそうな方法だと思いました。誰かの現代の建築に近い匂いがするなぁ、と思いを巡らせていたのですが、思い当たったのは「ピーターズントー」の素材の扱い方です。近い部分があると思うけど、違うかなぁ…。
建築の醍醐味は、本当に、こうして数百年前の先輩たちと対等に会話し、腕比べが出来るところです。技術の進歩や時代の制約を通り越して、彼らの感覚が如何に我々と違わないか、と思い知らされる瞬間にでくわすと、本当にはっと息を呑んでしまいます。

私は、建築を勉強し始めて二十年してやっと、こうした本来の建築の面白さ、普遍性に手を触れている気がします。随分、遠回りしてしまったなぁ…(苦笑)
逆に言うと、こういうものを見て素直に、綺麗か、カッコいいかという感情が湧き起こってくるまでは、「脇目も振らずに修行するべし」ってことなんでしょうね。

でも、本当に、この材料構成は単純にカッコいいと思いませんか?薄い桧皮葺の屋根の上に、備前焼の瓦がのっかっているんですよ!
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「小斎」の西側には、学生のための施設「飲室(左)と習芸斎(右)」です。
「習芸斎」の内部はこんな感じです。
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篠原一男がめざした空間はこうだったのだろうか、と思うような空間がありました。「建物にたいして畏れ」を自然に抱かせるような精神性のある空間です。屋根というものは壁よりも多く、建築を象徴するものかもしれません。
壁は計画(理性)を表現し、屋根(天井)は、空間性(精神性)を表現する、ということは、まじめに考え直してみると面白い主題です。少々荒っぽいですが……。
屋根をどう扱うかで建築に対する方法というか方向が大きく変わってくる、ということは当たらずとも遠からず、というところもあるでしょう。私は今はうまく「屋根」を扱うことができませんが、いつかはきちんと向き合ってみたいと思います。
「壁」を考え尽くして「屋根」に気づく、ってのも、標語として綺麗ですね。もし、私が千年後に孔子のような存在になれたとしたら、この言葉は、語り継がれるでしょう。(笑)
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「飲室」の炉です。これもまた、綺麗な……。
こういうのは、いうほど野暮って感じですね。単純にカッコいい、って感じで……

でも、……こういうのも、「これをさりげなく作るためにはどれくらいの工夫と労力が必要か」が分からないと、「さりげなく」作っている分だけ、学生さんのようなひとたちにはなかなか面白さが分からないでしょうね。1の労力しか払っていないのに、10の苦労に見せている方がどうしても魅力的だもんなぁ。でもその「プロレス的見せ方」は「粋」じゃ無いんだよなぁ……。

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何回見ても、楽しく、新しい発見のある「閑谷学校」でした!
手島浩之
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2010年08月10日

木のいえ整備促進事業(助成金)

工務店・工事会社への交付ですが発注者に還元されなければならないものですから、建築主への補助となる性格の補助金です。最高額120万円ですから利用可能であれば助かります。長期優良住宅普及促進のための制度です。
詳しくは下記を参照してください。

−促進事業ホームページ−


(募集概要)
1.対象となる住宅
(1)一般型
中小住宅生産者により供給される次の全ての要件を満たす長期優良住宅の建設を行う事業
•所管行政庁による長期優良住宅建築等計画の認定を受けたものであること
•補助事業の実績報告を行うまでに、一定の住宅履歴情報の適切な整備及び蓄積がなされていること
•建設過程の公開により、関連事業者や消費者等への啓発を行うこと

(2)地域資源活用型
(1)の一般型の要件に加えて、次の全ての要件を満たす長期優良住宅の建設を行う事業
•都道府県の認証制度等により産地証明等がなされている地域材を使用すること
•構造材(柱・梁・桁・土台)の過半において上記の地域材を使用していること

2.補助金交付申請受付期間
平成22年4月12日から平成23年1月31日(金)まで

3.対象者
申請者は、以下の要件を全て満たす事業者です。
○ 年間の新築住宅供給戸数が50戸程度未満の住宅供給事業者
○ 建築主と住宅の建設工事請負契約を締結(又は買主と売買契約を締結※)し、かつ当該住宅の建設工事を行う者
※ 建設業と宅地建物取引業を兼ねる者が、住宅の建設工事を行い、 かつその販売を自ら行う場合についても本事業の対象事業者となります。

4.補助額
対象住宅の建設に要する費用の1割以内の額で、かつ一般型の対象住宅1戸当たり100万円、地域資源活用型の対象住宅1戸当たり120万円が上限となります。申請受付期間内で補助を受けることのできる住宅の戸数は、一般型と地域資源活用型の対象住宅の合計戸数で、一の事業者あたり5戸が上限となります。なお、補助金相当額は、住宅の建築主又は買主に還元される必要があります。

5.応募方法等の詳細
本ホームページに今後掲載する「手続きマニュアル」に基づき、必要な書類を当支援室に提出していただきます。事業の詳細は、「手続きマニュアル」を参照して下さい。

本来10月1日までの締切りでしたが来年1月まで延長されたものです。これからの計画でも間に合うと思います。(渋谷)
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2010年08月07日

JIA宮城ボーリング大会ご案内

今、仙台は七夕の真最中ですが、JIA宮城でも真夏恒例のボーリング大会が開催されます。会員・賛助会員・会友をはじめJIAの様々な活動を理解し、ご支援いただいている皆様とともに懇親を深め、建築の創造に携わる私たちの明日への活力を高めましょう。
第24回JIA宮城ボーリング大会          

主 催:JIA宮城・JIA東北支部賛助会
日 時: 2010年8月20日(金)
    17:30〜 集合受付開始 18:00〜 ゲームスタート(2ゲーム)
    19:30〜 表彰式・ビアパーティー
会 場:勝山ボウリングクラブ  (ビアパーティー会場は勝山ボウルミーティングルーム)
     仙台市青葉区上杉2-10-20  Tel 022-261-2731
会 費:1名につき4,500円(ゲーム代+パーティー代)  ※靴代は各自ご負担ください。
       当日会場にて受付いたします。(ビアパーティーのみのご参加は3,000円です)

◆定員100名 先着順に受付けます!
◆ゲームは原則として事務所対抗、4名1チームで行ないます。
  人数の過不足については混合チームを作りますので、1名でも参加できます。
◆女子のHDCPは1ゲーム+20です
◆参加希望の方は、8月13日(金)必着にてこちらから
  参加者氏名・性別・連絡先・ボウリング&ビアパーティーまたはビアパーティーのみの参加かなど
  必要事項をお知らせ下さい
◆賞品(ビール券・QUOカード・図書券等いろいろ)の
 ご協賛をお願いいたします。ご協賛いただく商品名と個数をこちらからお知らせください。

まだ余裕があります。これからでも遅くありません。読者の皆様の奮ってのご参加をご期待しております。(渋谷)
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2010年08月03日

建築家のあかりコンペ

日本建築家協会と大光電機は、今年で4回目を迎える「建築家のあかりコンペ2010」を開催しており、只今エントリー受付中です。一昨年の本コンペにおいて宮城から針生さんが見事に受賞されました。
今回のテーマは“現代の「有明行灯」”です。
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詳しくは
コンペホームページ

針生さんの受賞の様子

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10月に開催される九州全国大会において最終審査並びに表彰状授与が行なわれる予定です。今年は応募が少なくチャンスのようです。読者の皆様、奮ってご参加ください。
渋谷


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